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トランギアのケトルも長い歴史を持ち、知る人ぞ知る逸品的なプロダクト。

ケトル全体

素材はアルミ無垢のみ。トランギアのアルミニウム無垢の製品はバリに注意というのはご多聞に漏れず。このケトルも気になる人はサンドペーパーでバリ取りをしておくと良い。

サイズは1.4リットル、0.9リットルと0.6リットルの三種類というラインナップ。

0.6リットルと0.9リットルのものは、背が低く可愛らしいデザイン。このサイズ、形状はストームクッカーに収納されることも想定されており、ストームクッカーのLサイズは0.9リットルのケトル、Sサイズのストームクッカーは0.6リットルのケトルを一緒に収納可能となっている。

1.4リットルのものは、やや背が高く、ストームクッカーに収まるサイズではないので、なかなか一般的に見かけることは少ないと思われる。店頭などでは見かけたこともない。

また、本国スウェーデンのサイトではこれに加え、1.0リットルのモデルやハンドルタイプのものも存在する。ハンドルタイプは0.9リットルで、取り外しが可能なハンドルタイプと据え付けのハンドルタイプの二種類が存在するようである。

当然ストームクッカーには収納出来ないことを理解しておく必要があるが、トランギアのケトルはとにかくデザインが秀逸なので、人とは違うアイテムを求める方には良いかもしれない。

本題に戻り、0.9リットルのケトルで注ぎ口ギリギリまで水を入れると、確かに0.9リットル入るが、沸騰して吹き出すぐらいギリギリになってしまう。実際には肩の部分まで入れるぐらいがちょうどよく、その時の容量が約0.7リットルぐらいだと思っておいた方が良い。

日清のホームページによると通常サイズのカップヌードルで、必要なお湯の目安は300ml、キングだと520mlとのこと。

また、尾西食品のホームページによるとアルファ米に必要なお湯の目安は、うるち米製品で160ml、おこわ製品で110mlとのこと。

製品名 必要なお湯の量
カップヌードル 300ml
キングカップヌードル 520ml
尾西食品 アルファ米(うるち米製品) 160ml
尾西食品 アルファ米(おこわ) 110ml

注ぎ口は液だれを起こさず、狙ったところにチョロチョロと注ぐような調整がしやすい。特に山頂や寒い時期、場所でのコーヒーを入れるのに最適と評価が高い。

取っ手は近年改良され、ラバー部分の取り外しが出来る。(以前のものは取り外しができなかった。)

注意点は他のアルミ製品同様、空焚き厳禁ぐらい。それさえ気をつければ、最初のうちは丁寧に扱ったりするかもしれないが、正直ガシガシ使って味を出すような種類のグッズではないかと思う。

アルミ製品なので変色等を気にする人は、皮膜を作るために、米のとぎ汁で煮沸するというのはある。この辺りはトランギアの注意書きにもあり試したが、正直、気休め程度。




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