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アルコールバーナーのレビューとなります。

こちらは開封直後のアルコールバーナー。サイズは500ミリリットルのペットボトルの底ぐらいのサイズ

アルコールバーナーのサイズ感

アルコールバーナーは以下のように3つのパーツに分かれています。右がバーナー本体、真ん中が内蓋(キャップ)、左が火力調整兼消火用蓋です。 アルコールバーナーパーツ

本体は以下のように非常にシンプルな構造。アルコールバーナーはそのシンプルな作りから故障がほとんどなく、どんな状況下でも確実に着火する信頼性が売り。シンプルゆえにアルコールバーナーの自作などをされている方もたくさんいますが、やはりメーカーの製品として、しっかりしていますし、持った感じは自作にはない、頑丈そうな作り。

バーナー内部の下部に少し白いものが覗いている隙間があるが、これがアルコールを吸い上げ、バーナー壁面の上部まで、アルコールを持ち上げます。アルコールバーナーは最初に着火した時には火力は弱いが、バーナー自体が温まってくると縁の小さな穴から気化したアルコールが噴き出してくるような構造になっている。海外の安物ではこの白いワタの部分が入っていなかったりして、火力が弱いなどの問題があるものがあるようです。

アルコールバーナー本体

アルコールバーナーのキャップにはゴムパッキンが付いているので、多少、アルコールバーナーの中に燃料が残っていてもこれをしっかり閉めれば漏れにくいようになっている。ただし、過信は禁物で、ネット通販各社のレビューには蓋をきちんと閉めても燃料が漏れるというものもあるので、なるべく空っぽにして乾かして保管、運搬を行った方が良いと思われる。

アルコールバーナーキャップ

火力調整蓋はブラウンの蓋部分をずらすことで火力調整ができることになっているが、正直、これを使った後に消火するときにどうするんだろうと思い、まだ使っていない。スライドする蓋の部分は開封して最初だからか少し硬い。

アルコールバーナー火力調節蓋

実際に火をつけてみた様子が以下のような状態です。

昼間、明るいところでの炎の確認はなかなか難しいため、暗い部屋で点火した様子が以下のような感じです。

アルコールストーブ点火直後

アルコールストーブへの点火直後は、このように頼りない弱い火です。ここから数秒〜十数秒待つと、下の図のように、ぽっと言う音ともに、本格燃焼が開始します。

アルコールストーブの本格燃焼の合図

下記の写真では少しオレンジ色の炎が出ているので、少し不完全燃焼気味なのかなという気はします。いずれにせよ、点火直後は少し安定してない様子でフラフラしている炎が、安定してからが本格燃焼です。 少し時間が経ってバーナー自信が安定してくると、すぐわかると思います。

アルコールバーナーが安定して燃焼している状態

アルコールバーナーは、バーナー単体で上にコッヘルなどを置いて使うのには向いておらず、何かしら五徳が必要になる。フライパンやコッヘルなどのセットを非常にコンパクトに収納可能なストームクッカーがおすすめである。本サイトで、ストームクッカーもしっかりレビューしているのでぜひ参考にしていただきたい。

一方で、アルコールバーナーはシンプルな構造で、故障が少なく信頼性が高いという特性から、コンパクトな装備で旅をするライダーや登山者に人気の高いアイテムです。

ストームクッカーのようなしっかりしたクッカーセットまでは必要ないという用途では、小型の五徳のほうが、重宝することもある。

こちらは本サイトで数少ないトランギア以外の製品だが、メスティンとアルコールバーナーだけで旅行したいと言った方や、缶詰などの小さなものを加熱するときに重宝するので持っていて損はない一品になる。

アルコールバーナ用五徳EBY258

EVERNEW(エバーニュー)社のチタン製五徳EBY258という製品。(パッケージにはtrive Ti Ultra light Titanium cross standと記載)縦40mm、横幅81mm、重量に至っては13gとのこと。

アルコールバーナー以上に構造がシンプルでカードケースにも入るような大きさと構造である。

使い方は十字に組み立てて、上にのせるだけ。風には弱いため、風防が欲しくなるが、最低限の五徳として十分な働きをする。

トランギアのバーナーにEBY258



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